『Fate strange Fake』(成田良悟)-0049


あの成田良悟が描くFateシリーズ。

Fate/Zeroもたいしたものだと思ったが、この作品も別の意味で素晴らしい存在感がある。ページのどこをめくっても、成田作品の匂いが漂ってくる。キャラクターのイカレ具合や、場面転換のタイミング。いかにも、という感じだ。

それでいて立派にFateシリーズである。ギルガメッシュはやはりカッコイイ。

これはFateシリーズが持つ懐の深さと共に、その設定が(褒め言葉として)厨二病感に満ち溢れていることも示しているのかもしれない。そこには、ある種の共通言語的感覚があるのかもしれない。

Fate/strange Fake (1) (電撃文庫)
Fate/strange Fake (1) (電撃文庫)