『超絶』(桜井章一)-0046
本書を読んで麻雀が強くなったかと言われれば、寂しげに首を横に振るしかないわけだが、学んだことは多い。特に、運というものについての考え方を大いに得た。
この手の話はデジタル論者からすると、「所詮オカルト」で片付けられてしまうのだが、目先の点棒を追いかけるのに必死になって、周りの状況を見過ごしてしまうヤツは、やっぱり負けてしまう、という点はかなりある。結局の所、人間と人間の勝負なのだ。どれだけ強い手牌でも、心が折れていれば前には進めない。逆もある。
勝負事において、心の状態をいかに保つのか、というは技術論以前に大切なことである。