『何を書くか、どう書くか』(板坂 元)-0043


板坂さんと言えば、講談社現代新書の『考える技術・書く技術』がまっさきに思い浮かぶ。何度も読んだ本だ。

たまたま神田の書店街を歩いていたら__言っておくが私は京都府民である__、いわゆるワゴンセールで本書を見つけた。あの板坂さんの本であり、タイトルも実直だ。旅行中には本はあまり買わないようにしているのだが、本書はつい手にとってしまった。後悔はしていない。

1980年発売の本だが、もちろんもう手に入らないし、PHP文庫から再発売されているバージョン(1997年発売)も、Amazonでは中古のみになっている。不思議だ。こんなに面白い本なのに。

テーマの決め方から、読者のことを想像すること、アイデア発想、文章の設計図(アウトライン)など主要なテーマが押さえられている。こういう本が読みたいし、役にも立つのだ。

何を書くか、どう書くか―知的文章の技術 (PHP文庫)
何を書くか、どう書くか―知的文章の技術 (PHP文庫)