『リファクタリング・ウェットウェア』(Andy Hunt)-0030
オライリージャパンの本であるが、プログラミングの本というよりも、知的生産の本、といった方が印象は近いかもしれない。
ウェットウェアとは、wet + softwareからなる言葉。(コンピューターの)「ソフトウェア」を身につけたもの。言い換えれば、私たち自身の「考える」という行為を、コンピューターシステムからの類推で捉えたもの。
私はよく、「思考のアプリケーション」といった言い方をするがそれに近い。「脳の鍛え方」だと、微妙なうさんくささが漂うのだが「リファクタリング・ウェットウェア」だと妙にカッコイイ。まあ、私がミーハーなだけなのかもしれないが。
内容的には、ライフハック・マインドハック的なものが詰め込まれているのだが、すごく面白い。きっちり体系立っているかと言われれば微妙なのだが、表紙を開いたときに出てくるマインドマップでもうやられてしまう。不思議な魅力がある本である。